訪問販売は、人と人とが直に接することを通じて、お客様に商品を買ってもらったり、サービスを受けてもらう仕事です。

【1】訪問販売で大切なこと

訪問販売では、様々な商品やサービスが扱われています。販売方法も多様ですし、そこで仕事をしている人も、専業の方もいれば副業にしている方もいるなど働き方も様々です。sales1

共通している点は、広告を見てもらったり、電話で話を聞いてもらったりするだけではなく、どこかのタイミングでお客様と対面するということです。

訪問販売という仕事は、自ら進んで人と接する機会を持とうと努力しなければなりません。この仕事では、「人と接すること」のプロになるとの気概を持つことが大切になります。

人には個性があり、姿かたちも声も人それぞれに違います。何かのマニュアルに沿えば、あるいは誰かのマネをすれば、それだけで「人と接すること」がうまくいくというわけではありません。大切なのは、接する相手を大事に思うこと、相手を尊重する気持ちを忘れないことではないでしょうか。

 

【2】流通経路からみた訪問販売

どのような商品も必ず生産から消費へ向かって流れる道があります。この道を流通経路といいます。店舗で販売される商品の多くは、「メーカー」→「卸売業」→「小売業」→「消費者」というルートで販売されます。これに対して、訪問販売では、「メーカー」→「消費者」という最も短い流通経路が可能です。販売戦略として訪問販売をとらえると、この点は大きな強みとなります。

また、お客様が自宅にいながらにして、商品の特徴や使用方法を対面で説明し、良さを納得して購入してもらえるようにするという点で、一般の小売店よりも有効な部分があります。

 

【3】小売業としての訪問販売

小売業は大きく分けて有店舗小売業と無店舗小売業に分けることができます。日本の小売業においては、この有店舗小売業が主流で、大部分の販売は店舗でなされています。hanbaiki

一方、車に商品を積んで住宅街などに出かけていく巡回販売や、自動販売機、インターネットショッピングやカタログ販売は無店舗小売業になります。一般に訪問販売といわれる販売形態はこの無店舗小売業に属します。

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